市営住宅リロケーション
大牟田市営住宅において、大牟田市(行政)、市営住宅管理センター(指定管理者)、近隣の社会福祉法人との協働のもと、相談支援・生活支援・アウトリーチ・居場所づくりが一体となった「ふらっと」を展開しています。あわせて、建て替えに伴う移転(引越し)が入居者に引き起こすリローケーションダメージを軽減し、サポートする取り組みを続けています。
また、NTT研究所との協働において既往研究の探索・整理や有識者との対話を行い、「リロケーションダメージをアイデンティティクライシスとして捉える」という新たな課題設定を見出しました。その上で、「(セルフ・アイデンティティではなく)エゴ・アイデンティティ(ego-identity)やI(わたし)が持つ可能性」や「アイデンティティと場所の関係性」などを検討しています。
市営住宅をめぐる政策的な事柄についても、大牟田市や有明工業高等専門学校とともに、国土交通省の事業を活用し、検討を進めています。
関連するプロジェクト
ふらっと【2021年度日本郵便年賀寄付金助成事業】 住まい 人文学的検討・大牟田市営住宅での調査を通じた Well-being な地域づくりのあり方に関する研究 アイデンティティ・リフレーミング 不可思議なしくみの「わたし」